《ネットストーカー》を略して《ネトスト》。実は誰しもネトストになってしまう要素があるんです。子供の頃に好きなあの子と「通学路でばったりあって登校できないかな」なんて感情をそのまま大人に、さらに肥大化させたような。相手に構いたくて仕方ないネトストの心理を解説します。
ネットの情報は《ネトスト》に全部バレてる?
《ネトスト》とは《ネットストーカー》を略した造語で、インターネット上でストーカー行為をする人やストーカー行為そのものを指します。
通常のストーカー行為といえば「家まで尾行」「盗撮」「盗聴」が代表的。
これらの行為をオンライン上、特にSNSで行う人のことを指します。
迂闊に情報を与えると危険
ネトストは会話に出てきたキーワードなどを一つ一つ拾って、検索をかけて調べてきます。
あなたの些細な発言一つですら聞き逃さず、特定行為に走ります。
偽のアカウントで性別を偽って信頼を得ようとしてきたり、周りの親しそうな人と仲良くなって情報を聞き出してきたり…。
本当にあらゆる手を使って情報を得ようとします。
ネトストする人の心理
「行為の裏」には「隠された目的」があります。
情報収集力と好奇心が異常に強い
ネトストは興味のある人に対する情報収集力や執着心が異常に高く、SNSや過去にあげた画像などの全てを把握してきます。
特にネトストはメンヘラに多いため、一度好奇心を持ってしまうと抑えきれず、どこまで追求してきます。
「居住範囲」や「日頃の行い」などの特定もしてくるので非常に怖い存在です。
偶然を装って会いたい
誰もが小学生のときに「好きなあの子と通学路でばったり会えたらな」と思って待ち構えたことがあるでしょう。
どうしても自力で実現させようとする場合は、待ち伏せてうろうろしたりします(要するにストーカー行為ですね)。
ネトストの場合は「あらかじめSNS上で相手の行動スケジュールを把握し、狙って会おうとしてきます。
「運命的な出会いで相手の気を引きたい」という気持ちは正直わからなくもないですが、される側からしてみればたまったもんじゃないですよね。
マウンティングを取りたい
「自分が親しいからこの情報を知っている!」という《あの人と仲が良いマウンティング》をとってくるネトストもいます。
グループカースト上位の人気者と仲が良いことをやたらと吹聴する人をイメージするとわかりやすいかもしれません。
知ってるだけならまだ良いのですが…その情報を周りの人に対してひけらかしてくるのが嫌なところ。
ネトストの行いが結果としてファンが離れていくキッカケになったりするので、ファン作りにおいてネトストは非常に邪魔な存在です。
困惑する顔を楽しみたい
返事に困るリプライや引用リツイートをやたら頻繁に送ってくる人っていませんか?
もしかしたら相手は「自分がこの人を振り回している! 」という優越感に浸るために自分のSNS投稿に張り付いているのかもしれません。
しまいには自分で嫌がらせをしているのに、知らん顔して慰めにきて「自分の評価をあげようと」してきたり。
感情的になるほどネトストは喜んでしまうので、深呼吸して落ち着いた対応をするようにしましょう。
「気になる人に構いたくなる気持ち」を抑えきれない人がネトストになる
ネトストは我慢が効かず、衝動的に行動してしまう人種です。
追跡されてる本人が把握していないような事まで気持ち悪いくらいに調べてきたり連絡してくるので、心の弱い方は病んでしまうし、身の危険にも晒されます。
ネトストは人を調べるスキルをちゃんと仕事に持っていければ、探偵などとして社会の役に立ちそうですがどうして生かせないのか。非常に残念としか言えません。
皆さんもネトストにならないように、自制した行動を心がけてくださいね。