「ミスするかもしれない恐怖を抱えてしまって、仕事を休もうか考えている」職場に行きたくない、働きたくない気持ちが体にのしかかって…。誰でも一度くらいは”やっちゃった”経験ありますよね。まだミスをしていない人も、既にミスをしてしまった人も。失敗への不安と共に生き、不安を少しでも減らす方法をお伝えします。
仕事のミスが怖くて職場に行きたくない
「職場に行きたくない」
「働きたくない」
仕事を辞めたくなる原因は多々あれど、『ミスに対する恐怖』になっている人は少なくないと思います。私もその一人ですから。
失敗してしまうことが怖くて、失敗してしまったことが怖くて、怒られるのが怖くて。
それでも行かなきゃいけなくて。
まだミスをしていない人も、既にミスをしてしまった人も。
失敗への不安と共に生き、不安を少しでも減らす方法をお伝えします。
仕事のミスを恐れてしまう理由
失敗を恐れる気持ちは、当然の感情。
怒られたくないし、周りの人に迷惑もかけるし、プライドだって傷ついてしまいます。
それでも、どんなに注意したとしてもミスは起こるもの。
失敗を恐れる感情がさらに失敗を呼び、どんどん”失敗体験”ばかりが積み重なっていき…。
何をしても、失敗するんじゃないかと思ってしまう。
そんな負のループに、陥ってしまっていませんか?
『仕事のミスを恐れてしまう理由』と『ミスを起こしやすい人の特徴』を合わせてご紹介します。
焦ってしまう性格だから
焦りやすい性格の人や現場慣れしていない人は、ミスしたときに冷静さを失いがち。
頭が真っ白になるせいでミスした後の動きが鈍くなり、ミスを引き起こしてしまうおそれがあります。
”ミスを引きずってしまう”時間も長いので、一度感情が揺さぶられると「その後数時間パニックに陥ってしまう」人も珍しくありません。
気を付けていても「ミスをしてしまうかもしれない」という恐怖心から体が動かなくなり、結果ミスをする原因になってしまうこともあります。
焦ってしまう性格の人はミスを怖がりすぎてしまい、余計にミスをしやすくなってしまうのです。
周りの評価が気になりすぎるから
「仕事でミスすると周りからの評価が下がるかもしれない」
”事実を元にした妄想”が原因でミスを恐れてしまう人も多いのではないでしょうか?
『ミスをしたら周りから悪口を言われたり、仲間はずれにされるかもしれない』
『ミスをしたせいで評価が下がり、将来に影響するかもしれない』
もちろんミスが原因で周りからの評価が下がってしまうと、職場での居心地が悪くなりますし、評価が下がってしまう可能性はあります。
こういった”ミスしたらまずい”というミスが起こった後のマイナスばかりを深く考えすぎて、ミスを恐れてしまっているのです。
ポジティブシンキングができないから
ポジティブシンキングが苦手な人はミスが怖いと感じやすいです。
「ミスは次に生かす」ことを周りから言われることは当然あるでしょう。
でも、ミスをしたことをポジティブに捉えようとしても簡単にはできないですよね。
混乱状態でミスを仕事に生かすことなんてできるはずがありませんし、無理してミスを生かすよう行動しても空回りしてしまいます。
そんな混乱状態の中でポジティブを強要されても困ってしまいます。
「ポジティブになれ」という命令を受けているようにすら感じます。
怒られるのが怖いから
「職場の雰囲気や上司が怖い…」
ミスをしたら怒られる。
怒られるのが怖くて失敗を恐れる。
人間なら誰しもが必ずミスを起こします。
でも、起きてしまったミスに対して怒らない職場もあれば、些細なミスでも激怒する職場だって存在するんです。
ミスをすること自体は怖いと思わない人でも「怒られてしまうかもしれないことが怖い」気持ちを抱くくらいに。
特にパワハラ系上司がいる職場の場合、周りに人がいる状況でも平気で怒鳴り散らして…。
怖さに恥ずかしさもプラスされ、仕事をすること自体が嫌にもなるでしょう。
ミスが許されない仕事だから
医療や責任がある仕事についている人の中には、「ミスしてはいけない」という責任感からプレッシャーを感じる人も少なくありません。
緊張状態が長い時間続くと、仕事に対して「楽しい」とは思えないでしょう。
ただミスが怖いと感じるだけなので、仕事をすることが辛くなってしまいます。
(もちろん責任感以上にブラックさを感じることも多いので、気にしている余裕がない人もいますが…)
どんなにやりがいのある素敵な仕事でも、自分を削る価値が自分で見出せなければ辛いもの。
ミスをしてしまった時の恐怖が頭から離れないまま勤めることは、結果的に自分を壊す原因になってしまいます。
他人に指摘されるのが恥ずかしいから
他人の目や評価が気になるタイプの人は、失敗を恐れる人が多い傾向があります。
周囲の人はそこまで気にしていないだろうとわかっていても、どんな小さな失敗だったとしても。
”自分のミスが原因で”目立つことを避けたいと思うのは当然の感情。
もちろん良い目立ち方なら気にしないと思いますが…。
できることなら周りから「仕事ができる」と思われたいですし、頼りにされたい。
他人の目を気にするからこそ、失敗を恐れる。
人の目を気にしすぎることは失敗に対する恐怖に直結します。
ミスに対する恐怖と一緒に生きる方法
ミスはしないに越したことはありませんが…。
どんなに仕事ができる人でもミスは付き物です。
どんなに注意をしていてもミスをしてしまうのなら、『ミスをする回数を減らす』『ミスをしても取り乱さない』ことが重要になってきます。
もし現在進行形で失敗の不安を抱えているのなら必見。
失敗してもなんとかやっていける方法をチェックしてください。
同僚や上司に相談する
ミスするのが怖いなら、そして『ミスを恐れている』ことを知って欲しいなら。
同僚や上司に相談してみるのが最初のステップ。
「ミスをしてしまうのが怖い」と周りに伝えるだけで、ミスに対する恐怖心が薄れ、緊張が解けるかもしれません。
自分の気持ちを整理することに繋がりますし、「失敗する可能性」を周知の事実にすることで周りにフォローを頼むこともできます。
自分では気づけないミスの原因を教えてもらえたり、単純に緊張が解れる方法を教えてもらえたり。
失敗の原因を教えてもらえればミスを怖がって体が硬直することもなくなるので、ミス自体が減ってきます。
『ミスをすることが怖い』と相談することは恥ずかしいことではない。ぜひ周りに相談してみてくださいね。
周りの人の視線を無視する
ミスが怖い人の大半は『周りが自分に注目している』と思い込んでしまっていると言われています。
もちろんミスは目立つものだし、周囲の人が見ているのも事実です。
でも、自分が思っているほど周りの人はあなたに注目していませんし、あなたがミスをしたこともすぐに忘れてしまいます。
もしミスをしたら”ミスをしたこと”と”原因”を正直に伝えて、相談するのが吉。
失敗に対して前向きに取り組む姿勢を見せる方が周りからの印象が良いですし、ミスをしても怒られることも少ないです。
正直に話しても怒鳴り散らしてくるような場合はあなたではなく上司が悪いので、落ち込んだり悩んだりする必要はありません。
素直に職場を辞めましょう。
できることを集中してやる
失敗が頭から離れないのであれば、『自分にできること』を集中してやるのがおすすめ。
“自分が苦手なこと”や”できないこと”を無理してやろうとすると緊張してしまい、ミスをしやすくなってしまいます。
初めてやることやできるかわからないことよりも、自分の”得意なこと”や”できる仕事”の方がミスを少なく抑えられます。
できないことを無理してやってミスをするとモチベーションが下がる原因にもなります。
出来る限り自分にできない仕事は避け、自分にできる仕事を積極的にやるようにしてみては。
ダブルチェックする
ミスを減らす定番の方法はやはり“ダブルチェック”。
ダブルチェックは『ミスがあるかどうか確認するため、他の人に確認してもらうこと』。
簡単な例としては「資料作ってみたけど不安だから上司に見てもらおう」がダブルチェックです。
自分一人で通すよりも少し時間がかかってしまいますが…。
ミスをしてやり直しをする手間が省けるし、ミスしてしまうかもしれない不安も減ります。
ミスを確実に減らしたいという人にはダブルチェックがおすすめ…というか必須レベルです。
見直しは重要。
メンターを探す
精神的に安定しているとミスをする確率がぐんっと下がります。
そして、精神的に安定するための裏技が『メンター』です。
『メンター』は精神的な”指導者”のこと。
仕事の面だけでなく、普段の生活においても助言を頼れる人を指すことが多く、「師匠」や「先生」と呼ばれることも。
著名な経営者やアスリートといった失敗知らずでメンタルが強いイメージの人でも必ず一人はメンターがいると言われています。
とはいえ、心から頼れるメンターの存在はなかなか見つからないかもしれません。
まずは誰かを頼ってみることから初めてみると良いですよ。
失敗しても、大丈夫
誰でもミスはしますし、恥ずかしいと思う気持ちも共通です。
ミスは誰もが通る道です。
ミスをしてしまうことを恐れている方がミスをしてしまう確率が高くなるので、リラックスして仕事に臨むといいですよ。
仕事に慣れてくれば少しずつミスをすることも減ってくるので、自分のペースで頑張りましょうね。