日頃のストレスや些細な一言から始まる「拒食」「絶食」。心を病んでしまったメンヘラが陥る「食べたくても食べられない。吐いてしまう」《拒食症》や《摂食障害》を、そのまま放置してはとても危険です。メンヘラが「拒食」「絶食」にしてしまう理由と改善方法をお伝えします。
骨と皮だけになっても、食べられない
他人の些細な一言やストレスからくる「拒食」
好きな人から「痩せてる人の方が良い」と言われた。
ダイエットの「リバウンドが極端に怖い」
ジムで運動しても、消費されるカロリーはお茶碗1杯程度。
対して食べることで消費されるカロリーはそれ以上。
「痩せなきゃ」という強烈な思い込みから、「食べない」を選んでしまうのは当然のことかもしれません。
メンヘラが拒食・絶食をしてしまう理由とは
食べられない、食べても吐いてしまう「拒食」。
拒食の理由は日頃のストレスや「痩せたい」という強迫観念と人それぞれです。
食べられない、吐いてしまう
「食べれるけど、吐いてしまうから栄養を取れない」
「そもそも食べれない、食欲が湧かない」
拒食には大きく分けて「無食欲と拒食の2パターン」があります。
「拒食」と聞くと必ずしも「一切食べない人」を想像しがちですが、「食べても吐く」ことも摂食障害に入るのです。
中には「食べるけど、意図的に吐く」「吐くことで安心する」というタイプの人もいます。
痩せているほうが綺麗
若年層で拒食が流行っている大きな原因の一つが「行き過ぎたダイエット」。
ダイエットをする女性たちは決して”常識を知らない”わけではありません。
本来は適切に食べ、運動すれば痩せるはずなのはわかってる人が大半。
でも、”運動して消費するカロリー量”よりも《摂取カロリーの方が大きく、目につきやすい》ため…。
痩せるための最短ルートは「食べない」と感じてしまうのです。
運動した方が良いことをわかっているからこそ、拒食グセがある人は他人より痩せるために「食べずに動いてしまう」傾向にあります。
摂食障害「拒食症」「神経性やせ症」「神経性無食欲症」
行き過ぎた拒食や絶食、長期間による食欲のない生活を続けると《神経性やせ症》や《神経性無食欲症》といった《拒食症》になってしまっている可能性もあります。
現在は人それぞれですが、「肥満への極度の恐怖」「ダイエットの延長線上」「他人からの体型に対する指摘」から摂食障害になってしまうケースが多いです。
「拒食」から「過食」に反転することも
摂食障害には「拒食症」だけじゃなく、食べすぎになる「過食症」も含まれています。
拒食と過食は表裏一体で、行ったり来たり往復する人は多いです。
特に近年は10代の拒食が多く「拒食を克服した結果、20代で過食に」なる人があとを絶ちません。
拒食・絶食を改善したい
「普段通りの食生活のイメージ」「食べなければいけない」
拒食を改善したいと思う強迫観念こそ「拒食の原因」になり、「過食の原因」にもなってしまいます。
少しずつゆっくり、無理せず食べれるようにする方法をご紹介します。
ストレスの元を取り除く
心因性の拒食の場合、ストレスがなくならない限り続く可能性があります。
「太っている」と言われた出来事なら「太っていない」という事実を。
「痩せ型の女性が好き」と言われたなら「そんな事言う男性は悪条件」だということを。
ストレスを溜めたまま過ごして「自分にダメージを与え続ける」ことが最も避けるべきこと。
ストレスやストレスの原因からは「逃げても良い」のですから。
「食べなきゃいけない」は考えないほうが良い
《拒食で栄養を取ってないから取らないといけない》と無理に考えなくて良いです。
自分を責めることによってさらに精神的な負担をかけてしまうと、さらに食欲が無くなっていきます。
無理して食べようとすると吐いてしまい…。余計に体力を消耗していくこともあります。
小さくて、柔らかいものから少しずつ「噛む」
食べる気力が出てきたら、「小さくて柔らかいもの」から少しずつ食べ始めましょう。
少しずつ=少量という意味ではなく、時間をかけてゆっくり食べることが重要です。
おかゆやリゾットのように食べやすく、胃に優しいものから食べ始めるとベスト。
大切なのは「飲み込む」ことじゃなくて「噛むこと」です。
おかゆで噛む練習をして、少しずつ食べ進めるようにしましょう。
食べられることの幸せを噛み締めて
メンヘラが「拒食」や「絶食」になってしまう原因は「精神的な要素」が大きいです。
「拒食」なってしまったとしても、直す方法はあります。
無理して直そうともせず、徐々に直していきましょう。
「普通に食べられる」ことはそれだけで幸せなこと。幸せを噛み締めてくださいね。