仕事で取引先を怒らせてしまった。仕事がクビになるんじゃないかと思うと、不安で手元が震えて何も手につかない…。そんな状態が続いていると、不安障害などの心の病気にかかるリスクも上がってしまいます。不安で何も手につかない時の対処法をお伝えするので、実践して心の負担を和らげてあげて。
不安で仕事も手につかない
「仕事でミスをして、クビになるかもしれない」
「コロナの影響でいつ自分の仕事がなくなるかわからない」
人は頭の中に不安があると、焦りによって何から手をつければいいか分からなくなってしまいます。
不安で何も手につかない時の対処法をご紹介するので、仕事に手をつけられていない方は参考にしてくださいね。
何も手につかない状態を放置すると起こるリスク
何も手につかない状態を放置すると、仕事が遅れたり自分の心の負担が増えたりと、リスクばかり大きくなってしまいます。
いま何も手についてない方は、いまの状態を放置するとどうなるか知っておきましょう。
焦りが出てくる
何も手をつけないとやらなきゃいけないことが溜まっていき、焦る気持ちが強くなります。
人は焦ると「トンネリング」という視野が狭まる状態に陥ってしまい、集中力が欠けていく方向に。
トンネリングに陥った結果、仕事がさらに手に付かなくなっていき消化できない仕事が溜まっていきます。
不安が増す
人は不安を抱えると頭の中で次の不安を想像してしまい、妄想の連鎖を繰り返します。
「コロナで仕事が減った」→「この状況が続いたらどうしよう」→「生活はできるの?」というように。
不安のループから逃れられず、ずっと心にストレスが溜まり続けていくのです。
イライラして八つ当たり
何も手につかない気持ちを放置していると、不安や焦りからイライラが止まらなくなります。
同じ職場の人を疎ましく思ったり、家族と喧嘩をしてしまったり。
八つ当たりした結果、周りとの間柄も悪くなり『人間関係』という別の問題が生まれてしまうケースも。
何も手につかない時の対処法
何も手につかない状態を放置していると、さらに状況が悪くなってしまいます。
「もう嫌!誰か助けて」と限界を迎える前に、様々な対処法を試してみて。
体も心もスッキリすれば、何も手につかない状況から抜け出せますよ。
何も考えない
不安があって何も手につかない場合、思い切って何も考えない時間を作ってみて。
あれこれ考えてしまうと、余計に不安が増していってしまいます。
読書をしたりお気に入りの飲み物を飲んだりして、頭を悩ませている不安から距離をおきましょう。
たくさん寝て体調を整える
あまり眠れてない場合は、しっかり睡眠をとるのをおすすめします。
研究によっては「たった5日でも寝不足が続くと、不安が増す」とのデータも。
短い睡眠時間が続いていた方は少し早めに布団に入って、ゆっくり眠るのを心がけてみて。
運動をする
『運動不足』と『不安』は強い関係性で結ばれています。
運動すると『セロトニン』というしあわせホルモンが分泌され、不安感が改善される傾向に。
不安で何も手につかない時は、散歩や軽い筋トレで体を動かしていきましょう。
ルーティンを作る
何も手につかない時は「とりあえずやってみる」精神で、仕事前のルーティンに取り掛かってみて。
「パソコンの前に座ってみる」
「今日やるタスクを書き出してみる」
など、簡単なルーティンでOK。
小さなルーティンを繰り返すことで、「今日は何もできなかった」と自己嫌悪に陥る回数は減っていくはず。
問題を見つけ出す
不安でいっぱいの状態だと、不安が複雑に絡み合い「一体、何が最大の不安なのか?」分からなくなります。
まずは不安の原因を見つけ出して、解決できないか考えてみて。
頭の中だけで問題の見つけ出しがむずかしいときは、紙に書き出すのもおすすめですよ。
周囲の人に助けてもらう
仕事に身が入らない時は、一人で解決しようとせずに周囲の人を頼ってみて。
心ここにあらずな状態なのに、さらに仕事が山積みとなれば新たな不安が生まれます。
周囲の人に仕事を手伝ってもらい、仕事の負担を減らして不安を和らげましょう。
5分でも集中できたら自分を褒める
5分でもやるべきことに集中できたら、自分を褒めてあげて。
真面目な性格の人は「今日は全然集中できなかった。私はダメだ」と、自分を責めてしまいがち。
褒めるハードルを下げて定期的に自分を褒めてあげること。
褒める習慣がつくと脳内に快楽物質の「ドーパミン」が分泌され、仕事の効率化ややる気にもつながります。
どうしても解決しなかったら
今回ご紹介した対処法を試しても不安な気持ちが収まらない時は、Needy編集部に相談を。
あなたの素直な気持ちを吐き出せば、少しは気持ちがラクになるかも。
相談で不安が解消できたら、やるべきことにもだんだん手をつけられますよ。