仕事や目標に失敗するのが怖くて、いつも新しい一歩が踏み出せない…とお悩みではありませんか?もしかしたらそれは失敗恐怖症かもしれません。この記事では失敗恐怖症になる原因と克服法をご紹介します。失敗恐怖症を治して、新しい自分に生まれ変わりましょう。
失敗が怖い病気「失敗恐怖症」とは
「失敗恐怖症」とは自分が失敗や負ける可能性に強い恐怖を感じる病気です。
失敗恐怖症になると失敗した時に必要以上に傷ついてしまい、立ち直るまで時間がかかってしまいます。
だから失敗を恐れて新しい挑戦ができなかったり、キャリアや夢の実現が遠のく可能性があります。
失敗恐怖症になる原因
大きい失敗があって、トラウマになることは意外と少ないです。
でも、失敗恐怖症になると失敗が深い傷になり、一生心に残り続けてしまいます。
ここでは失敗恐怖症になる原因を科学的・心理的に分析してみました。
「自分は失敗恐怖症かも…?」という人は必見ですよ。
失敗を笑われるかもしれない恐怖心
他人に失敗を笑われると、”笑われること=恥”として脳が認識することがあります。
笑われた経験を脳がネガティブイベントとして記憶していると、失敗することがトラウマになってしまいます。
笑われ恐怖症(gelotophobia)なんて概念すら出てくるほど。
ミスをして笑われたことに対して強い”恥”意識を持つと、失敗恐怖症に繋がります。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/25/0/25_107/_pdf/-char/ja
「否定された」過去のトラウマ
周りの人から言われた一言が一生のトラウマになり、新たなチャレンジを諦めてしまうケースもあります。
- 「お前じゃ”ムリ”だから」
- 「そんなことも”できない”のか」
否定された言葉の重みは、心に深く響くもの。特に幼少期に言われると、心に傷として残りやすくなります。
失敗したことがトラウマになると、何かを始めようとするたびに過去の失敗がフラッシュバックしてしまいます。
完璧主義すぎる性格
完璧主義な人は高い目標を達成し、完璧を目指そうとします。
完璧主義なあまり「失敗してはいけない」とミスを強く意識しすぎてしまうことも…。
そしてミスという存在が自分の中で大きくなり、プレッシャーから心を病んでしまうのです。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpjspp/10/2/10_KJ00001287193/_pdf/-char/ja
できると思って、できなかった
「上手くいって当たり前」と思っていると、失敗への恐怖が大きくなります。
- 「失敗するかもしれない」と思ってする失敗
- 「上手くいって当たり前」と思ってする失敗
特に「これが一番いい」と思ってやった”自分の常識”が崩された時のショックは絶大。
他に方法があっても見えなくなるほどのトラウマにつながってしまいます。
参考:https://core.ac.uk/download/pdf/96972054.pdf
失敗恐怖症を克服するには?
「自分は失敗恐怖症かもしれない。こんな自分を変えたい…」
失敗恐怖症だと何をするにも臆病になってしまい、なかなか踏み出せなくなってしまいます。
ここでは失敗恐怖症を克服するための方法をご紹介。
トラウマを乗り越えて、新しい自分に生まれ変わりましょう。
他人に優しくする
まずは他人に優しくすることから始めましょう。
失敗は心に余裕がない状態。優しくすることで心に余裕ができ、自己肯定感の向上にも繋がります。
とりあえず近くの誰かに優しくするだけでもいいんです。
「何か困ってることある?」と家族や友達に聞いてみてもいいでしょう。
たとえ偽善でも大丈夫。誰かに優しくすることで、心も優しい気持ちが生まれます。
「誰かに相談する」やり方
悩んでいる時、失敗した時。泥沼にハマる最悪のパターンが『一人で悩み続けること』。
失敗した時は、誰かに相談することが大切です。
特に、「責めないで話を聞いてくれる人」を探すのがベター。
もしいなければ、SNSや知恵袋で愚痴をこぼしたり、お悩み相談室を利用したりして。
とにかくひとりで溜め込まないようにしてください。
「できることからやる」やり方
悩んでるときにひとりで何もせず、暗い部屋で丸まってると余計に滅入ってしまいます。
まずは部屋から出て、できることから始めてみましょう。
趣味に没頭したり、勉強を始めたり。
仕事のミスだって、一人で抱え込まずにできることからやるとOK。
ミスを上司に相談するだけでも、心の負担は軽くなるはず。
まずはできることからやってみて、一人で抱え込まずにいましょう。
「ストレス発散させる」やり方
定期的にストレスを発散させて失敗を考えないようにしましょう。
失敗が積み重なるとストレスが溜まって病んでしまいます。
例えばスポッチャに行って体を動かしたり、大好物を食べたり。
ストレスを上手に発散させることができれば、失敗恐怖症で病む心も和らいでいきます。
参考:職場のストレスとその解消
「自信をつける本を読む」やり方
「自信をつけるための方法がわからない」
「何かしろって言われても、何すればいいのか本当にわからない」
何一つ動けなくて迷ってる人は、自信をつける本を読むのがおすすめ。
本を読むことなら誰だってできるし、ワンコイン図書もあるのでお金がキツい時でも大丈夫。
まずはきっかけ作りをすることが大切です。本を読んで、新しい自分への道をひらいてみて。
失敗は、怖くない
失敗恐怖症の治し方をご紹介しました。
失敗恐怖症だからと落ち込まずに、上手に向き合いながら克服していきましょう。
1日2日で治すのは難しいですが、継続することでだんだん失敗恐怖症も和らいでくるはず。