ネット上でだけやたら強気で攻撃的な【ネット弁慶】。インターネット経由では相手の顔が見えない、相手の感情が伝わってこないからこそ生まれた存在。リアルではコミュ障を発揮するのに、SNSや5ch掲示板の中でだけイキがるネット弁慶の特徴と心理を解説していきます。
「ネット上でだけ」強気で口数が多い人っていますよね
リアルで会うと大人しいのに「ネットだとやたら強気な人」っていますよね。
ネット弁慶(SNS弁慶)とは
ネット弁慶ねっとべんけい
実生活ではおとなしいが、ネット・SNS上でだけは強気になり、威圧的・攻撃的な内容を書き込む人間を表すネットスラングの一つ。引用:ピクシブ百科事典
要するにネット弁慶は「リアルでは大人しい人がネット上では高圧的に振る舞うこと」ですね。
ネット弁慶になってしまう人の特徴
ネット弁慶になるような人はどういった経緯があるのでしょうか?
ネットの知り合いがリアルの知り合いより多い
人が人に与える影響というのは単純に「知り合いの数が多いほど強い」です。
しかし、ネット弁慶の方たちは基本的にリアルでの友人やつながりが少ない。
リアルでは大した影響力を持っていないのです。
乱暴な発言が多い
ネット弁慶は一人の時間が多くネットに浸りがちです。
リアルよりもネットの知り合いの方が多く、基本的にネットの中の方が自分が良いポジションで立ち回っていけます。
ネットは直接の対面でない分、人見知りでも他人に対して強気な発言がしやすくつい乱暴な発言が増えてしまうのも特徴です。
ネット上にリアルの共通の知り合いがいない(少ない)
「一度ネットの海に出てしまえば、リアルの弱い自分を知る人は誰もいない!!」
ウェブ上での開放感から「実際の自分以上にすごい人である」かのように振る舞いやすいのがネット弁慶の特徴です。
本来ならホラばかり吹こうものなら簡単にバレてしまいますが、現実の自分に対してツッコミを入れる人は誰もいないので居心地がいいのです。
むしろそういった愚かな振る舞いがバレないよう、リアルの知り合いにアカウントなどは伝えないことの方が多いでしょう。
やたらマウントを取ろうとする
ネット弁慶はリアルでは社会的な立場が弱いというコンプレックスからか、ネットでは高圧的で挑発的な言動が多いです。
他人が少しでも矛盾した発言をしようものなら「論破(笑)」とかいってマウントを取ろうとしてきます。
上から目線の態度をとるせいで自分から人が離れていくのは当たり前です。
自分がやられて嫌なことは人にしないようにしましょう。人として。
望んでないのに人の役に立ちたがる
「なんだかんだ目立ちたい」という感情は承認欲求の表れ。
人並み以上にお節介を焼いてしまうのもネット弁慶の特徴です。
もちろん承認欲求が良い方向に働き、人の役に立つことを喜びとする人もいます。
プラスの面で世話焼きな人は少しずつ認められ、人生も良い方向に進むでしょう。
ただ、相手のためにしたことに対して感謝を示すかどうかは相手次第。
思ったような反応が貰えなかったからといって、くれぐれも相手を責めたりしないようにしてほしいものです。
大勢の人がいる場が嫌い
大勢の人がいる場では心が休まらず、単純にそういった場を苦手とするのがネット弁慶。
ネット弁慶はリアルだと人見知りなど引込み思案な方が多いです。
ネットも大勢の人がいる場ではありますが、リアルほど人が居る圧迫感がないので掛かるプレッシャーも少ないみたいです。
言葉遣いが話す時と違う
会話コミュニケーションにとって「言葉の選び方」一つ一つは相手に与える印象を簡単に変えてしまいます。
ネット弁慶の最大の特徴は話すときはおとなしく見えていたのに、ネットでは荒々しいオラオラ系へと大変身を遂げてしまうパターン。
話し方や言葉遣いにリアルとネットで一貫性が無い場合は、場に応じてキャラを使い分けている人の可能性があります。
ネット弁慶でないか注意して見る様にしてください。
リアルな「ネット弁慶」にならないよう注意してください
ネット弁慶の特徴を見ると実はコンプレックスを隠すための行動であることが分かりました。
コンプレックスというのは誰しもが抱えているものですが、それを人に対してぶつけていくのはあまり良い解決方法ではありません。
人に対して優しくした分返ってくるのはリアルでもネットでも一緒。
あまりネットだからといって高圧的にならず、自然体で接していける様になりましょう。