今や全国どこでも頻繁に行われている「オフ会」。ネット上で知り合った人とリアルの場で会うオフ会は未知の世界であり、新しい価値観を得られる入り口になっています。人が集まる場には当然トラブルも付き物。特に女性はトラブルに巻き込まれやすい傾向があるので注意。ワンチャン男に引っかからないようにしてくださいね。
見知らぬ人が集まる『オフ会』のリスク
毎日のように開催される【SNS経由のオフ会】。
SNSを見れば毎日のように「○○さんに会ってきました」「△△グループでオフ会」が流れ、気軽に知らない他人と初めましてができるように。
便利で刺激的な反面、ワンチャンを狙う人に無防備なまま身を晒している人の多いこと。
二次元と三次元は違う
画面の向こう側にいる人がどんな人か判別する方法はありません。
SNS上で、いくら
- アイコンが可愛い女の子
- 優しい言葉遣いで話しかけてくれるイケメン
- 博識で真摯な男性
だったとしても。
裏側にいる人の心理を伺うことはできません。
画面越しならモメたとしても暴言や誹謗中傷等の”精神的な攻撃”のみ。
リアルでも精神攻撃はできますが、身体が存在する以上”直接的な攻撃”も懸念しておかなければいけません。
とはいえ、ネット上で知り合った人との出会いは《可能性の塊》。
ネット上の出会いが良くも悪くも人生を変えるきっかけに繋がるかもしれません。
最低限のリスクを抑えられるよう、オフ会のよくあるトラブルと注意点を解説します。
よくあるオフ会のトラブル例
見知らぬ人同士が集まるオフ会では《トラブル》は付き物。
価値観の違う普段会わない人と会うのですから、当然は当然でしょう。
人の出会いの数だけ、オフ会の数だけトラブルはあります。何事もなければ良いですが、何事もないわけありませんよね。
代表的なオフ会トラブルをまとめました。
もし既にトラブルを経験しているのであれば、トラブル経験を比較してみて。
男女間のトラブル
SNS上だろうがリアルの出会いだろうが、男女が会えば会うほど《男と女の関係》になる可能性は高くなります。
普段会うことのない人が会うオフ会は興奮状態でドキドキしていることが多く、距離が縮めやすいのも特徴的。
男女の仲になりやすい環境だからこそ、男女のトラブルも多いもの。
酔わされてホテルに連れ込まれる
オフ会後の《お持ち帰り》はトラブルの代名詞。
オフ会の多くは居酒屋やレストランバー、カラオケで行われることが多く、アルコールが提供されることが多いですよね。
普段からあまりお酒を飲まない人や成人したばかりでアルコールに慣れていない人は要注意。
断り慣れていない上に”勢いに押されて”ついついキャパを超えて飲んでしまい、抵抗できないままお持ち帰り…は珍しいことではありません。
ストーカーされる
オフ会で会った後に一方的に好意を持たれて「ストーカー」されるケースは意外と多いです。
特にSNSで知り合ったオフ会の場合、もちろんアカウントは常に見られている状態。
プライベートな投稿の内容や投稿時間まで把握されてしまうのは容易なこと。
ほとんどのオフ会ではTwitterやInstagramのオープンなアカウントの他に、LINEやカカオといった個人的な連絡先を交換するケースがとても多いのも問題です。
帰りの時間を教えたわけでもないのに”関係ない友達にTwitterのいいねをつけただけ”で「お疲れさま!」と送ってくるような男性もいるので…。
SNS上のイメージと異なる
アイコンのイメージと現実で会ったイメージが全然違う。
当たり前と言われればそこまでですが、アイコンとのイメージが違いすぎることで距離感がわからなくなり、会話がギクシャクし始めるのはありがちです。
アイコンをイラストにしている人なんかは実際の人物とはかけ離れたイメージの良いものになっていて、こちらが勝手に良いイメージを思い込んでしまっていることもあります。
SNS上の画像はアプリで加工してあったり全然別人だったりとほぼ詐欺に近い人も大勢存在するので、「美男美女」を期待して会いにいった結果愕然とすることも…。
マルチ商法に勧誘される
オフ会に行くと必ずいる「今の生活から脱却したいよね」と、聞いてもいないのに副業の良さを語る人。
どんなオフ会でもネットワークビジネスや副業コンサルの勧誘はあるものです。
「あまりオフ会に参加したことがない人」や「将来に期待を持つ大学生」、「本当に不安を抱えている人」は一段と誘われやすく、おいしそうな話に乗ってしまいやすい傾向があります。
訓練された営業マンは”最初の数回は仲良くしてくる”もの。
会ってから二回目だからと《油断したところ》を狙っています。
トラブルに巻き込まれないようにする方法
トラブルは解決するより巻き込まれない方が気楽。巻き込まれないためにはしっかりと対策しておくべきでしょう。
普段からオフ会に参加する人ほど忘れがちですが、初対面する他人に警戒する心は必ず持っておいてください。
どうせなら楽しいだけのオフ会で終わらせて。
気を許し過ぎない
どれだけ楽しいオフ会だったとしても、初対面で気を許しすぎないように。プライベートな情報は教えないようにしておきましょう。
ネット上でいくら仲良くなって話していたとしても、所詮は会った事のない他人。
仮にオフ会で会ったとしても、まだ会ったばかりの他人です。
気を許しすぎてお持ち帰りを許してしまわないようにも注意してください。
酔って無抵抗な女性はただの餌。自分のキャパを知らない人は飲まないで。
男性から【持ち帰りの定番ドリンク】を勧められたら要注意。ワンチャンを狙っているなと思ったら警戒しておきましょう。
事前に参加者を確認しておく
「人見知りな性格の人」や「知らない人がいると緊張してしまう性格の人」は、事前に《誰が来るのか》を確認しておきましょう。
できればどんな人柄なのかも主催者に聞いておけるとなお良し。
「初参加でどんな人なのかわからない」パターンでも、お互いのSNSアカウントはすでに分かっているはず。
相手のSNSアカウントは仲良くなるためにも使える情報の宝庫。
うまく活用してどんな人なのか予想を立てておきましょう。
トラブルを起こさないようにする方法
自分からトラブルを引き起こそうとする人はそうそういないと思いますが、そもそもトラブルは意図せず発生することが多いもの。
価値観の違う見知らぬ他人と出会うのですから、当然のように相手の逆鱗がどこにあるのか不明な状態。
自覚がなくても相手にとっては嫌なことだってありますからね。
『自分からトラブルを犯さないように注意する方法』をご紹介します。
SNS投稿は事前に許可をとって
オフ会に来ている人の中には「周囲の人に知られたくない」「ネットに写真をあげられるのを好まない」人もいます。
特に顔が映っている写真や集合写真はトラブルの元です。
何気ない気持ちで記念の写真をアップしたら、意図せず自分からトラブルを引き起こす。
そんな「オフ会に参加したことある人なら一度は経験する罠」をあらかじめ回避しておきましょう。
トラブルに巻き込まれたくないなら、相手のプライバシーには気を遣って。
もしSNSにオフ会の写真をあげる場合は映っている人に確認をとってくださいね。
「別に写真くらい良いでしょ」といった思い込みのままアップしてしまうと大変なことなるくらいなら聞く方が楽ですよ。
参加を強制しない
オフ会にどうしても参加してほしい人がいる気持ちはわかりますが、嫌々参加させるのはトラブルの元。
何かしらの理由があって「オフ会への参加を嫌がる人」をしつこく誘うのはやめてください。
同様に参加させるとトラブルがおきそうなヤバい人も避けた方が良いでしょう。
SNSで話した時点で怪しそうな人や節度がなさそうな人は参加を断ってしまうのも手。
ギスギスした雰囲気のオフ会は楽しくありませんし、禍根を残します。
他人の悪口を言わないようにする
愚痴や悪口で盛り上がるのもオフ会の定番トークの一つ。
ただし「他人の悪口を言いまくる人は嫌われる」ことはお忘れなく。
普段は顔の見えない人たちが集まるSNSオフ会であっても、やっぱり会うのは人同士。それぞれに他人との繋がりがあります。
何気ない普通の愚痴でも相手にとっては悪口になっているかもしれないことは意識しておきましょう。
浅い繋がりが多いSNSのオフ会は”人の噂が拡散されやすい”のも注意。
知り合い伝手に悪口が巡ってしまい…。すぐ本人に伝わってしまうということも珍しくはありません。
実生活でも同じ事が言えますが、人を傷つけることはトラブルの火種になってしまいます。
自分の発言には責任を持って、周りへの配慮も怠らないよう気をつけてくださいね。
トラブルに巻き込まれた時の対処法
トラブルを100%想定できる人がいないように、どれだけ注意してもトラブルに巻き込まれてしまうことはあります。
小さなトラブルも大きなトラブルも基本は《自分一人で悩まないこと》。
独力で解決できないトラブルだからこそ戸惑うし、些細で悩まなくても解決するような問題も一人では深く悩んでしまいがちです。
オフ会に参加する前に、オフ会のトラブルに巻き込まれた時の対処法をチェックして。
まずは主催者に相談する
オフ会でトラブルになってしまった場合、まず最初にやるべきことは「主催者への連絡」です。
オフ会内のトラブルの責任は幹事や主催者が仲裁してもらった方が早く、かつ体裁も気にするのできちんと解決してくれるはず。
主催の人は責任感も強い人が多い傾向があるので、トラブル解決に協力的になってくれる確率は高いです。
味方ができれば精神的にも楽になるので、できるだけ早めに連絡すると良いですね。
もちろん主催者とモメてしまった場合は例外です。
主催者とトラブってしまった場合は素直に別の参加者やカウンセラー等に相談してみましょう。
黙ってブロックする
ストーカーにつきまとわれてしまった場合「もう連絡を取りたくない」ことを一度はっきりと伝えて、ストーカー行為を継続されないようにしてください。
伝えた上で全然聞き入れてもらえないのであれば、ブロックしてしまうのもアリ。
今後会う事が無さそうな人や日常生活で精神的負担があるのえあれば、相手のことを気にするだけ時間の無駄。
ブロックして、さっぱりしましょう。
悪質すぎる場合は警察や専門家に相談する
「行動が悪質な場合」や「どうしても自力で解決できないトラブル」が起きてしまった場合は警察に連絡した方が良いかも。
無理やり持ち帰りされてしまった場合や金銭トラブルが発生すると、無理に当事者間で解決しない方が良いパターンもあります。
実際に専門家に相談するのも大切ですが、専門家に相談できるように連絡先を調べておくだけでも心強くなれるのでおすすめですよ。
リスクを回避して楽しいオフ会ライフを
普段出会うことのできない人と出会えるオフ会。同好の士と出会えたら楽しいですよね。
見知らぬ人とのトラブルに巻き込まれぬよう、そして巻き込まないよう気をつけて出会いを楽しんでくださいね。