心の病はもはや現代病とも言えるほど蔓延しています。日常生活の疲れやイライラは心を蝕み、気分を落ち込ませ、次第に体を動かせなくなるほどの重荷になりかねません。精神的に落ち込んだ状態を放置し続けるのは体に毒。早く気持ちを切り替えたいあなたに、落ち込んだ時の対策法を7つご紹介します。
落ち込んでしまうことは誰だってある
完璧主義者だったり、プライドが高かったり。
普段通り生活しているはずなのに、社会との軋轢や人間関係の機微に心をかき乱される。
《落ち込みやすいこと》それ自体は悪いことでも、自分だけがなっているものでもありません。
もちろん、そのまま放置して良いものでもありません。
落ち込んだ時の対策法
落ち込んでるときは気にしすぎてもしょうがない。
1.完璧を求めない
落ち込みやすい人は《完璧を求めがち》な傾向にあります。
人は誰しも完璧ではないし、完璧を求めすぎると些細なミスでも自分を責めてしまいます。
「100点を目指すのではなく、70点くらいできればいいや」と自分のハードルを下げることで落ち込む回数はグッと減りますよ。
2.視野を広げてみる
落ち込んでいる理由が「仕事のミス」や「人間関係のトラブル」の場合、起こってしまった問題ばかり考えてしまい、視野が狭まってしまいがちです。
他のことを考える余裕を無くすと、その問題を解決”しなければ”ならないと焦り、余計に落ち込みます。
”しなければ”という強迫観念から、余計に脳裏に染み付いてしまうのです。
「仕事のミス」や「人間関係のトラブル」で落ち込んだ時こそ、視野を広げると良いでしょう。
より先々の少し大きな目標や夢を考えてみることで、今悩んでいる問題の大きさを客観的に判断して見ることができます。
ちょっと引いたところから見ると、「意外と悩んでいたほどでもないな」ってこともありますよ。
3.「自分は自分」と割り切り、得意なことをする
「アイツはうまくいってるのに、自分はなぜ…」と「他人と比較した結果」落ち込んでいるのなら「自分は自分」と割り切ることで気持ちも軽くなります。
もちろん「相手が残した結果」という数字は常に頭に残ってしまうので、すぐに切り替えることは難しいでしょう。
切り替えたい時には「自分にはこれができる」という《得意分野》を伸ばすことがおすすめです。
《相手にできないけど、自分にできること》は必ずありますし、どんなことでも構いません。
4.追い込みすぎない
「中間管理職」や「マネージャー」等の責任感のあるポジションにいる方が陥りがちな《自分の責任感に押しつぶされている》パターン。
「より良いものを作るため」「価値観の違う他者からの軋轢」。
様々なプレッシャーに真摯に向き合い、自分に対して厳しく接し、落ち込んでしまいます。
優しく真面目なお人好しタイプに多い落ち込み方ですが、実際には周りの方はそこまで期待していないと思いますよ。
自分に厳しくするのも良いですが、あまりにも追い込みすぎると心が先に持たなくなってしまいます。
5.ライブやフェスに行く
「ライブ」や「フェス」等の音楽フェスに行き、テンションを無理やり上げるのもおすすめ。
活気が集まるライブやフェスはポジティブなパワーに満ち溢れています。
周りの楽しいオーラにあてられ、落ち込んだ気も吹っ飛ぶこと間違いありません。
行くだけでも元気になること間違いなしなので、落ち込んでいる時こそ気になるライブやフェスに積極的に足を運んでみてください。
7.ペットと遊ぶ
心の隙間を埋めてくれる《ペット》の存在は、落ち込んだ時に心強い支えになってくれるでしょう。
「アニマルセラピー」として実際に癒しを与えてくれる助けになることが示されていて、ペットを飼っていない人よりペットを飼っている人の方が年間20%前後も通院率が低いというデータもあります。
ペットとのふれあいや癒しを体験するのであれば、猫カフェとかもおすすめですよ。
8.大きな声で笑う
人は笑うと「β-エンドルフィン」というホルモンが脳内に分泌されます。
β-エンドルフィンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、とても楽しく幸せな気分にしてくれるのです。
とりあえず笑っているだけでもβエンドルフィンが血中に分泌されるため、多幸感をもたらします。
落ち込んだ時こそ友達と話して大笑いしたり、お笑い番組を見て思いっきり笑ったりしてみては。
笑っているうちにだんだん楽しい気持ちになり、落ち込んでいたことなどすっかり忘れてしまうでしょう。
いつまでも落ち込まないで、次に進もう
落ち込んだ時は気持ちもブルーになりがちですが、落ち込むこと自体は悪いことではありません。
むしろ落ち込んで反省や振り返りをすることで自分自身の成長にも繋がるし、精神力も鍛えられます。
思いつめすぎず、適度にガス抜きしていってくださいね。