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心配性を克服する方法。心配性のメリットを上手に活かす方法とは

心配性を克服したい…。いつも不安と心配を抱える心配性を抱え、何事に対しても悪いイメージが浮かんでしまう方へ。《心配性を克服する方法》と《心配性を活かす方法》をお伝えします。従来の解消法に満足できなかった人はもしかしたら無理やり直そうとしているからかもしれませんよ。

心配性な人の特徴

心配性は日本人の「二人に一人以上」。

ちょっとした悩み事を強く悩み続けてしまう「強迫性障害」という言葉があるくらい、深刻な問題なんです。

心配事にいつまでも執着し続ける

「将来のことを考えると、心配で眠れない…。」

「友達が結婚したけど、自分はまだ恋人すらできない…。」

「いつまで体の関係を続けているんだろう…。」

心配性な人は《他人から見ればすぐに答えが出そうな悩み》に対しても《延々悩み続けて》しまいます

行き過ぎると《既に解決した悩み》に対しても「本当にこれで良かったのかな…。」と疑ってしまうことも。

考える必要のないことまで考える

他人から「心配性な人」と呼ばれる人の多くは、「そんなこと気にしないよ」という問題に対して心配している人がほとんどです

先々の心配事を解消しようとするため、行動自体が遅れていき…。

考えても「どうにもならず、試さないと分からない」ようなことまで心配してしまう傾向があります。

心配性はすぐには直らない

心配性は一度身につくと「癖」になってしまいます。

「心配グセ」はゆっくりと直していく必要があります。

心配性である自分をゆっくりと肯定する

心配性は《ネガティブな感情に目を向けてしまいがちになってしまっている状態》です。

「自分は心配性なんだ」とネガティブに考えているところに、精神的追い込みをかけてしまうとさらに落ち込むことに繋がります。

悲観的であることを気にし過ぎると苦しみは増していくばかりです。

《心配性》は決して悪いことばかりではありませんし、あなた自身のせいでもありません。

少し考え方を変えれば、むしろ「特技として活かすことができる」”才能”です。

心配事を「考えないようにする」のは逆効果

《心配事を考えないようにする》ができれば苦労してませんよね。

「心配しないように…。」と無理矢理考えても、結局心配することになるのは変わりません。

人は「考えないようにすればするほど」《そのことを強く意識してしまうもの》です

心配事を考えないで無理矢理スルーした…。

結果「やっぱり考えておけばよかった」という後悔につながり、負の心配性ループに陥ってしまいます。

心配性を直す方法は「無理に心配事を解決しよう」としたり、「心配事を考えないようとしたり」するのではなく、《心配性を認めた上で心配事を「考え過ぎない」ようにする》ことが重要なのです

心配性を克服する方法

心配事を可視化する

心配事を克服するための第一歩は「本当に起こっている出来事なのか」を知ることです

心配性な人は実際には起こっていない出来事に対しても、不安を覚えてしまっていることが多く、「起こっていない出来事に対して心配する」ことほど無意味なことはありません。

実際に起こっている心配事に目を向けるためには「心配事を目一杯リスト(一覧)にして、実際どのくらい起きているのか検証する」のがおすすめです。

心配事を一覧に、文字にすることで「起こりえないはずの心配」をしていないか見ることができます。取り越し苦労は損ですよ。

自信がつくまで繰り返す

心配性な人の多くは「自信がない」。そして「自信のなさ」は《経験値の低さ》からきていることが多いです。

人は「経験を元に将来をイメージ」します。実際に何かに取り組んでみて、小さな成功体験を作ると良いでしょう

成功したら形にして記録して「これだけ自分は頑張ってやってきた」という《自信の種》を作るようにしましょう。

身体のコンディションを整える

「顔で笑いながら、心の中で怒る」が難しいように、身体と精神は繋がっています

「身体を健康な状態にする」「意識的に明るい振る舞いをする」

身体のコンディションを整えることで、自然と精神状態を安定させることに繋がります。

特に《夜更かしは心配性の元》です。夜はネガティブになりやすい時間、朝しっかり太陽を浴びると良いですね。

開き直って考えるようにする

考えても考えても「分からないことは分からない」のが当たり前です。人間の身体だってどういう原理で動いているのか理解していないまま、生活していますよね。

根拠は理解できていなくてもやることが決まったら「とりあえず動く」。

心配性を克服するためには《大雑把で開き直った考え方》をしてみることが非常に有効です。

心配性な人が特に気にしがちな「周りの目」も、一旦忘れてみましょう。周りの人はあなたに対して「そこまで注目して見てないですよ」

相談しながら話を進める

心配性な人は「一人で物事を重く考えていく」傾向があります

《一緒にプロジェクトに取り組んでいる同僚や仲の良い友達に心配事を話してみる。》《カウンセラーと話してみる》

一人で必死に考えるのも悪いこととは言いませんが、圧倒的に情報量が不足し、視野が狭まっているのは確かです。

心配事は自分自身が作っているもの。

少しずつでも自分を変えていくために他者の力を借りましょう。

心配性を活かす方法

心配性は必ずしも”デメリット”ばかりではありません

心配性のメリットを活かして、リスクを避けた安全な生活をしましょう

危機回避能力

心配性は先々のことを深く考えてしまうが故に《危機回避能力》に優れています。

危機回避能力とは「先を見通し、ミスや事故(リスク)を避けることができる能力」のこと。

仕事上のミスや忘れ物等を避けられるので、「着々と準備したり、コツコツ作業するのが好き」な人が多いです。

「細かい作業や注意力が必要な作業」を率先してやったり、「無謀で行動が早すぎる人」を止めるストッパー役に向いています。

整理整頓能力

心配性な人は《根が真面目》。

「コツコツと積み重ねることができる」ことも強みの一つです。そして真面目な性格は整理整頓能力にこそ活かされるもの。

整理整頓といっても「部屋の片付け」を始めとする物理的なものではなく、《物事の順序を整える》という意味での”整理整頓”です

心配性は先々のことを考えるため、リスクに対してピンポイントで警戒します。

その結果、物事を「しっかりと見て、考える」ことができ、心配事に対してきちんと立ち向かうことができるのです。

心配性な人は整理整頓能力を活かして、「締め切り」や「期日」のある仕事に対して効率的に動くことができます。

心配することと上手く付き合おう

心配することで生き辛さを感じているのなら、「心配してもなんともならない」頭の端っこにでも入れておくと良いでしょう。

心配を克服するのも受け入れるのも本人次第。心配性と上手に付き合って物事を有利に進めていきましょう。

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