『同棲すると別れる』という言葉を聞いたことがありますか?ずっと一緒にいられて生活費も節約できる、デート代も浮く…。甘い幻想とメリットだけに騙されてはいけません。『同棲すると別れやすくなる原因』をきちんとチェックして、『同棲しても別れないようにする方法』を学びましょう。
「同棲すると別れる」は本当?
- 「大好きな彼と毎日一緒に居られる」
- 「互いの家に行き来する手間が省ける」
- 「交通費や生活費が浮いて経済的」
同棲によるメリットはカンタンに想像できますが、メリットの裏にはデメリットもつきもの。
同棲最大のデメリットは『別れやすくなる』ことなんです。
恋人が大好きで、一緒にいたいからこそ同棲したのに、同棲したことが原因で「別れる」。
そんな悲しい結末にならないように。
『同棲すると別れやすくなる理由』と『長続きさせる方法』をご紹介します。
同棲すると別れてしまう理由
同棲は常にお互い一緒に居られるだけに、「より仲が深まる」イメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
実際、「恋人との距離感」で言えば確実に縮まります。
でも、距離感が縮まった=別れないわけではないのです。
距離感が近すぎることで「マンネリ化」の原因になったり、「束縛されてる感」のせいで浮気に走ったり…。
一緒に居たいための同棲が「別れる」に繋がってしまうことは決して珍しくないことなのです。
笑顔がなくなってしまうから
大好きな彼を前にすれば自然と笑みがこぼれるもの。
でも、「毎日が笑顔」というわけにはいきません。
笑顔がなくなることはトキメキを減らし、恋愛感情がなくなる原因になります。
仕事で辛いことがあったり、体調が優れずどんよりしてしまったり。
日々を過ごしていれば、落ち込む日は当然あります。
しかし彼からすれば、いつもデートで見るのは笑顔いっぱいの自分。
同棲前はどんよりと機嫌の悪いあなたを見慣れていないのです。
たまにデートする日や、外で会う限られた時間の中だからこそお互い笑顔で居られるもの。
一緒に生活をするということは、「彼の前ではいつも笑って居たいのに、うまくいかない」という日が必ず訪れます。
もちろん、反対に「機嫌の悪い日の彼を見ることにもなる」のです。
気がつけば笑顔だったはずの二人の時間が「楽しくない」と感じるようになり、結果的に別れを選択するカップルがいるのは必然ですね。
マンネリ化してしまうから
同棲後に最もありがちな別れの理由は「マンネリ化」問題。
一緒に住むことで心理的にも距離が近くなり、家族のような感覚に陥ります。
つまり、恋愛関係に不可欠な「ドキドキ感」がなくなってくるのです。
最初は楽しかった同棲生活も、次第に二人で過ごすことにも慣れてきて「なんだか物足りない」と感じるようになるかもしれません。
恋人同士ならではの恥じらいや新鮮さがなくなることで、浮気につながったり飽きてきたり…。
関係が壊れることにも繋がりかねません。
価値観のズレが目につくから
生活を共にすることによって、お互いに感じるズレ。
最たるものは、ズバリ『価値観の違い』です。
特に生活費や交際費に対する”金銭感覚のズレ”は大半のカップルが感じることです。
同棲は結婚と違って必ずしもお財布が一つになるものではないので、お金の管理には細心の注意が必要です。
金銭感覚の違いは「いずれこの人と結婚することになったら」という目線で男性を見たとき、決定的な”価値観の違い”として感じられます。
外で会うだけのカップルとは違って、同棲するとさらに相手の生活感や価値観のズレに目が行きやすくなるのは当然のこと。
価値観のズレは、より大きく目に付くことを心構えておくと良いですね。
生活リズムが異なるから
『お互いのスケジュールや生活リズムがどの程度違うのか』は同棲する前にチェックしておくべき重要な鍵になります。
どちらかが夜勤や残業のある仕事で夜遅くに帰ってくることが多く「昼夜すれ違いの生活」になってしまうと…。
会う時間も家事をする時間もバラバラになり、不安や不満がたまる原因になります。
同棲する前は感じていなかった「コミュニケーション不足」や「相手が一緒に居ない不安」。
恋人と過ごす時間がないことで「一緒に暮らしているのに…」と余計に強く感じてしまうものなのです。
家事を一方に押し付けるから
同棲後に彼氏に対してイライラすることNo.1は『家事の押し付けあい』。
「家事は女性がするもの」という時代錯誤な考えを持つ男性は次第に減ってきているものの…。
中には「家事は女性にやってもらって当たり前」という男性もいるでしょう。
家事をしたいわけじゃなくて、働きたい女性だっています。
掃除やお皿洗いなど、こまごまとした家事も性格によっては「面倒くさい」と後回しにしたくなる女性もいます。
家事を苦に思わない女性ならいいのですが…。
嫌々に家事を押し付けられたら、関係性が壊れてしまう原因になるでしょう。
だらしないところを見てしまったから
男女に関わらず『暮らしてみたらイメージと違った』。
「外見はカッコ良いのに、生活態度は汚い…」なんて男性に嫌気が指す人も多いのでは。
清潔感があって素敵だと感じていた彼が「脱いだ服を床に放置する」癖があった。
「家庭的アピール」をしていたのに、料理や掃除が全くできない。
お互いのだらしないところが目立って見えてしまい、普段とのギャップに冷めてしまうことに…。
ことあるごとに「なぜこんな人を好きになったのか」と思いがちです。
一人の時間がなくなるから
二人でいつも一緒に居られる喜びを感じられるのもつかの間。
今までは自由に確保できていた『一人の時間』がないことに気がつく人も多いでしょう。
相手に対して不満があったり、同棲生活のストレスが溜まったりした時に。
好きな時に一人になれないというのは辛いものがあります。
特に一人暮らしから同棲を始めた人は抱えがちな悩み。
女性の場合、体調やホルモンバランスのせいで、なんとなく一人になりたい気分になりやすい傾向にあります。
準備不足だったから
同棲するには物理的にも精神的にも『しっかりとした準備』が必要です。
例えば家具や家電の使い勝手やルールの違い。
今まで使い慣れていた家具や家電が、相手にとっては不便に感じることもあります。
他にも猫を飼っていたのに、彼が猫アレルギーだった…とかも。
二人で住むからには、お互いにとって心地よくなるよう話し合って、しっかりと準備しなければいけません。
あとになって、関係性に亀裂が入ることになってしまいます。
相手を思いやって準備を進めることこそが、重要だと言えるでしょう。
浮気してしまったから
同棲すると『別れやすくなる』なりますが、同時に『恋人に嫌気が差した結果の浮気』も起こりやすくなります。
「長く同じ人といる」ことで関係がマンネリ化し刺激が欲しくなると、他の人に気持ちが行きやすくなります。
さらに「同棲している」という安定感が甘えに繋がり、「浮気しても大丈夫」な”ゆとり”が生じることも浮気の原因の一つでしょう。
同棲すると浮気が発覚した時のショックも倍増します。
別れ辛くなるという意味では浮気防止になりますが、防止した分のダメージは増えることは覚えておいた方が良いでしょう。
依存してしまうから
常に行動を一緒にすることで相手に依存してしまうと、相手に心理的な負担を追わせてしまうことになります。
『恋人に依存することで別れる』カップルも多く存在します。
依存関係になると一緒に居ることが当たり前になり、エスカレートすると「一緒にいないと不安」な心理状態になります。
カップルのどちらか一方の依存が激しくなり、”束縛する”関係になってしまうと、反対に相手は離れていってしまう可能性が高くなります。
依存し合うカップルが、依存し続けている内は良いのですが…。
どちらかが「依存関係は良くない」と思った瞬間に依存関係は重さに変わり、関係の崩壊させます。
同棲後も長続きさせる方法
同棲するカップルが別れやすくなるのは事実。でも、より親密な関係になれる可能性があることも事実なのです。
同棲後にも関係性を深めて、関係を長続きさせたい。
大好きな恋人とずっと一緒にいたい。
同棲した後も関係が壊れることなく長続きするためには、お互いを理解し、お互いを尊重することが必要不可欠です。
『同棲後も関係を長続きさせる方法』を具体的に解説していきます。
男女の違いを理解する
『男女の違いを理解する』のは同棲を考えるカップルにとって重要なポイント。
特に結婚を見据えているカップルは絶対に理解しておくべきです。
特に女性は何をするにもとにかく男性の倍ほどやることが多く、時間がかかります。
入浴も、就寝前も、出かける前の準備も。
女性は男性からすると不可解なほど多くのタスクを抱えています。
男性は「時間がかかる」ということを前もって知っておかないと、とんでもなく待たされることになります。
お互いに相手に求めないことが長続きの秘訣です。
男性側が理解するというだけでなく、女性も「男性は理解し得ない」ということを心に留めておくことが肝要です。
金銭面のルールを決める
「金銭面のルールを決めておく」ことは同棲するに当たって必須事項です。
お金のトラブルなく同棲をするために、あらかじめルールを決めておくことをおすすめします。
同棲は結婚と違って「男性が働いて女性を養う」ことがほぼありません。
同棲段階ではお互いの生活費を折半するのが一般的です。
例えば
- 「帰りが早い方がその日の食材を買う」
- 「光熱費や家賃は割り勘にする」
- 「嗜好品はそれぞれで購入する」
これらのお金に関するルールはあらかじめ決めて、文字に残しておくと良いですね。
他にも気をつけなければいけないのが『お金の貸し借り』。
トラブルを避けたいのであれば、たとえ同棲相手でも貸し借りは避けた方が無難です。
嫌なところを話す場を作る
同棲を長続きするポイントの一つが『嫌なところをきちんと話せる場を作れるか』どうか。
彼氏の嫌なところが目についた時、周りの友人に相談したり、経験者にアドバイスを求めるのもいいかもしれません。
しかし大事なのは、自分が相手に対して不平がある時は「相手も少なからず自分に対して思うことがある」ということ。
でも、毎回毎回、周囲に愚痴を話していては周囲から嫌われる原因になります。
同棲して長く付き合っていこうと思うのであれば、お互いに我慢せず直接相手に伝える場を設けるのが得策でしょう。
もちろん、話し合いの場ですから「喧嘩したり、罵り合ったりする場」にしないように。
「これからも付き合っていきたいから」と伝えるのを忘れないようにしてくださいね。
同棲すればどんなに相手のことが好きでも、嫌なところの一つくらいは見つかります。
相手の嫌なところを見つけた時にどうするかが、長続きするカップルかどうかを分けるのです。
一人になる時間を作る
どんなに相手のことが好きでも、やっぱり一人の時間は大切なもの。
常に一緒にいることは悪いことではありませんが、視野が狭くなったり、お互いに価値観が偏ってしまったりとデメリットもあるのです。
また、相手の価値観が基準となってしまい、依存的になることも考えれば少し距離をおく時間も必要になってきます。
一人になって考えてみると、より二人のことを客観的に捉えることができます。
あえて距離感を空けることで、結果的に良い関係を保つことにつながるのです。
友達や家族との時間も大切にする
一人の時間を持つことと同時に実家に帰ったり、友人と旅行をしたりと『同棲相手以外の人との時間を持つ』ことも大切になります。
特に友人関係を大事にすることは不可欠です。
彼にだけに依存してしまうと、生活や価値基準が彼で埋め尽くされてしまい…。
万が一彼を失うことになった時、立ち直ることが難しくなってしまいます。
友人や信頼できる人が周りにいてくれれば、いざ何かあった時に心の安定剤となってくれるはず。
友人の存在は、あなたの心のバランサーともいえるでしょう。
家事や趣味を一緒にやる
家事を押し付けるのはケンカの原因。でも、恋人と一緒に楽しめば家事も趣味になります。
時間を合わせて一緒に料理をしたり、掃除をしたり。
自分の好みや理想を押し付けることなく「一緒に取り組む」「分かち合う」という姿勢が大事です。
一緒に家事をする時間を取ることで面倒な家事も素早く終わり、コミュニケーションを取るきっかけにも繋がります。
押し付けあったら面倒くさい家事も、二人でやれば楽しく早く終わりますよ。
浮気に目を光らせておく
同棲することでマンネリ化し、お互いにトキメキを感じなくなったら次にくるのは『浮気の心配』。
恋人の浮気には常に気を使っておかなければなりません。
浮気をさせないポイントは「浮気する暇を与えないこと」と「適度な息抜き」。
そして「浮気した時のデメリット」を事前に教育しておくとベストですね。
同棲することで共有する時間増えると、必然的に浮気する暇を与えないことにも繋がります。
人よっては「束縛されてる」と感じる男性もいるので、注意してください。
まとめ
同棲したカップルは別れやすくなる一方、親密度が高くなるのもまた事実。
長続きする関係を構築するためには『適度な距離感』と『お互いの価値観』を尊重することを意識してあげると良いですよ。
恋人と今まで以上に仲良くなれるよう、自分からより良い関係づくりをするように心がけてくださいね。