すぐに心配になってしまって、夜も眠れない…。ネガティブな思考が頭から離れなくて、毎日のように不安と共に生きている。周りから「心配しすぎだよ」と言われるほどの心配症な人は増えています。自分でも考え過ぎだと思っていても、それでも不安を抱え続ける【心配性な人の特徴】と心配症の直し方をまとめました。
心配性な人の特徴10選
普通の人ならさらっと流してしまうような些細な悩みでも、心配性な人は深く悩んでしまうもの。
「つい心配してしまう」
「悪い予感がしてしまう」
自分でも何で悩んでいるのかわからないような不安に心も身体も支配され、日常生活にまで支障が出てしまうことだってあるんです。
言い知れぬネガティブな気持ちを抱いてしまうことは誰にでもあります。
ネガティブな感情をつい受け止めてしまう。心配性な人の特徴を10個ご紹介します。
1.失敗や不幸な未来を想像する
心配性な人の代表的な思考回路が『起きていないことを想像して動けなくなる』。
起こる確率がものすごく低いとしても、あり得ないような妄想だったとしても。つい悪い方向に考えてしまいがちに。
ものすごく鮮明に失敗を想像してしまうため…。仮に99%ノーリスクだとわかっていても、1%のリスクを強く意識してしまうのです。
2.やたら確認する癖がある
外に出る前に確認したはずのことが、やたらと心配になってしまうことはありませんか?
何かをする前・後にどうしても不安がよぎってしまい、確認する癖が抜けないのも心配性な人の特徴の一つです。
「電気消してきたっけ…」
「家の鍵かけたか覚えてない…」
何度も繰り返し確認してしまい…。無駄な時間と労力をかけてしまう。
些細なことがどうしても気になってしまうのは心配性な人の特徴です。
確認する癖が強すぎる人は『強迫性障害』の疑いもあります。
3.悩みに対して執着し続ける
気になったことや悩んだことが一つでもあると、とことん悩み続けてしまうのも心配性な人の特徴です。
本来なら考えずに行動すれば解決するようなことでも、答えが明確に見えないことが心配になり、悩み続けてしまいます。
特に他人の気持ちに関係する悩みは答えが見えないので、長く、深く悩んでしまいがちになりやすいです。
なんなら既に解決した悩みに対しても「本当にこれで良かったのかな…?」と疑ってしまい、ずっと気にし続けてしまいます。
気にし続けてしまうのが心配性な人の特徴と言えるでしょう。
4.完璧主義者
少しのほころびも許せず、「完璧な百点」を求める完璧主義者な人は心配性の可能性アリ。
完璧を求めてしまうと、物事を細かく考えなければいけません。細かく考えれば考えるほど、必要以上のプレッシャーがかかるものです。
特に完璧主義タイプな心配性は責任感が強いことが多いので、ちょっとした些細な取りこぼしを心配しすぎてしまう傾向があります。
5.向上心が強すぎる
「向上心が強すぎる」タイプの人も心配性になりやすい傾向があります。
あまりにも上を見すぎているため目の前のことに集中出来ず、
「将来、目標に辿り着けるのか」
「こうしている間にも、他の人はどんどん先に行っているんじゃないか」
と、先の見えない将来や評価に対して心配し続けてしまうのが原因です。
中途半端なことが苦手なせいで思考も極端になってしまうため…物事や結果も大成功か大失敗で偏ってしまうのも特徴です。
パッと見では活発で意欲的な人でも「やらなければいけない」思考になってしまうと、途端に心配性に早変わりしてしまうこともあるのです。
6.ネガティブな面ばかり捉えてしまう
心配性な人は物事の悪い面がとにかく気になって仕方ない傾向があります。
といっても、物事の悪い面が目立って見えるのは普通の人でも同じこと。
別に「心配性の人だから」な特徴じゃないと思う方も多いと思います。
ですが、本当に心配性な人は「悪い面をとことんまで探そうとする」癖があります。
物事には必ず良い面と悪い面がある固定観念が外せず、自分にとって悪い面がなかったとしても気になってしまうのです。
7.考える必要の無いことまで考える
“考えてもどうしようもないこと“まで心配してしまい、動けなくなっているのも心配性な人の特徴です。
脳は「思いつきタイプ」と「頭でっかちタイプ」の2パターンに分かれるそうです。
本によると、「頭でっかちタイプ」が決して悪いというわけではないそう。
ですが、ほとんどの心配性な人は「考えすぎて行動できていない」だけの状態に陥りがちになってしまっています。
8.他人を信じられない
他人を信頼するのが難しいのも心配性な人の特徴です。
「他人の言っていることが信用できない」
「本当にちゃんとやってくれるのか心配」
「自分でやった方が早いし、安心」
心配性な人が孤独を感じる理由も、この「他人を信用しきれない」ことが原因担っていることが多いです。
9.人と自分を比べてしまう
他人と自分を見比べてしまう自己肯定感が低い人も心配性になってしまいがち。
自分と比較した時に「このままで良いのかな…」と不安を覚えてしまい、今の自分に対して心配になってしまいます。
”自分で判断する”自己評価ではなく、”他人が物差し”になってしまいやすいので、評価はその時々の感情次第。
友達のSNSに「○○がうまくいきました〜」的な投稿があると不安になってしまう人は要注意です。
10.全般的にスタミナが無い
心配性な人は「心配するのためにエネルギーを使いすぎてしまう」ため、全般的に体力がありません。
そもそも「頭を働かせる」のも「体を動かす」のと同じように体力を消費します。
特に慣れていないことをする時やストレスを受けやすいことは大きく差がつくポイント。
心配性な人は考えすぎることそのものに対して労力を使っているので、同じことをしていても他人より疲れてしまう傾向があります。
心配性を克服していく方法
心配性と上手く付き合うためには、自分が心配性になっていることを知り、どう付き合っていくのか知ることが大切です。
心配事は出来事ではなく、「自分の考え方や不安」から生まれてくるもの。
そのため、心配性を改善していく=《不安を明確にし、少しずつ取り除くこと》が必要になります。
心配性を直すにしても直さないにしても、心配性を理解するようにしましょう。
心配した後の行動を変える
心配性で考えすぎてしまうことは決して悪いことではありません。
「心配した後にどうするのか」をきちんと知っておくことで、「考えてしまって動けない」ことをr対策することが可能です。
例えば…
- 心配した後に何で悩んでいるのか声に出す
- 心配した後に最初は何をやるべきなのかメモに出す
- 心配した後は「まずは」「じゃあ」と言ってみる
大切なのは心配したまま、自分の心の中に心配事を溜め込んでしまわないことですよ。
何も考えない一人の時間を作る
時には深く悩んで疲れてしまった脳を癒してあげる時間をとってあげることも大切です。
心配性な人は些細なことでも深く思い悩んでしまうだけでなく、何もない時に言い知れぬ不安を感じてしまう癖もあります。
逆に言えば、悩む要素がなく、考える余裕がないほどの時間を作ってみることが有効なのです。
一時的にでも心配事や不安から開放される時間を作って、張り詰めた気持ちをリセットしてみて。
少しずつ心配性を活かしてみて
危険や不安を敏感に察知するのは生き物としてすごく大切なことですよね。生きている以上不安というのは必ず付きまとってくるものです。
何かが心配になる気持ちは分かりますが、心配しすぎるあまり疲れてしまっては考えものかもしれません。
心配性にも良い面を生かす方法や改善して直していく方法もあるので諦めないでください。ベストな《心配性》との付き合い方を考えていきましょう。