仕事の悩み

仕切りたがる人が嫌われる理由|嫌われないリーダーシップとは

職場やグループに必ず一人はいる『やたらと仕切りたがる人』。行動しない割に”指示だけはしようとする”仕切りたがり屋が嫌いな人は多いと思います。『仕切りたがる人が嫌われる理由』と『頼られるリーダーシップ』を合わせてご紹介します。他人を動かそうとするだけではリーダーシップとは呼べないですよ。

仕切りたがる人は、嫌われる

友達グループにも、職場の同僚・先輩にも、家族にも。

『やたらと仕切りたがる人』っていますよね。

本人はリーダーシップを発揮しているつもりなのか、命令することに快感を覚えているのか…。

それとも、単に寂しくてかまって欲しいだけなのか。

感情は様々だと思いますが、嫌々仕切られて命令される側からしたらたまったものじゃない

「人に指示を与える優越感」に一人浸る。

『仕切りたがる人が嫌われる理由』と『好かれるためのリーダーシップ』を合わせてご紹介します。

仕切りたがる人が嫌われる理由

仕切りたがる人が嫌われる理由の根本は「自分を認めて欲しい」という『承認欲求』

周囲の意見でなく自分の意見が認められることを優先し、自分の手柄を主張しがちになると自然と周囲から嫌われていきます。

他にも「他人に威圧的な態度をとる」「責任を押し付け手柄を横取りする」etc…。

嫌われる原因は様々ですよね。

まずは『仕切りたがる人がなぜ嫌われるのか』をチェックしていきましょう。

面倒なことだけ押し付けようとするから

仕切りたがる人は大きく分けて二種類。

「本当にリーダーシップを持っている人」と『仕切りたがるだけで何もしようとしない人』

嫌われる仕切りたがり屋は当然後者です。

不思議なことに仕事ができない人ほど仕切りたくなる心理を持っている傾向がみられます。

逆に本当に自信のある人は、面倒なことも自分が引き受けた上で「相手がやるべきこと」を指示します。

嫌われるタイプの仕切りたがる人はその場しのぎで次の一手を考える思考になっていないのも特徴的。

そして、面倒なことや自分が嫌なことを他人任せに指示してくるだけなので…。

嫌われるのも仕方のない事です。

責任は他人、手柄は自分のものにするから

嫌われる仕切りたがり屋は「他の人ががんばって得た成果」まで自分の手柄にしようとします。

手柄を横取りされる動きをしたら相手から嫌われるのも無理もありません。

当然ですが、人の成果を自分のものにするほど卑劣な行為はありません。

「自分が指揮したから」と人のがんばりを認めることができない器の小ささからゆえ、嫌われる一途をたどります。

成果を掠め取っていくせいで周囲から嫌われていく割に、自分への注目を求めたい心理だけは一人前

承認欲求を満たすために仕切りたがりを繰り返し、嫌われる悪循環を繰り広げていくのです。

話を聞かないから

仕切れる人は他人の話を聞き、ビジョンを一致させて目的に向かっていきます。

ですが、仕切りたがる人の多くは『他人の話を聞かない』傾向があります。

人の話を聞かずに自分の思惑だけで動き、まわりを振り回すのも嫌われるポイント。

本人が自己中心的な行動だということを認識できないので、常識的な話さえも自分の都合の良いように勝手にとらえてしまいます。

人の話を聞かずに大きな失敗を招いても、反省せず人に押し付けるので…。

関わりたくないと感じてしまうのも、当然のことでしょう。

思い通りに動かそうとするから

話を聞かないどころか、メンバーに対して選択肢を与えないタイプの仕切りたがり屋っていますよね。

される側は、ただ命令されている感覚を味わうだけ。

自分の意のままに人を動かそうとして仕切るので、最終的には誰も耳を傾ける人はいなくなっていきます。

意のままに人を動かそうとする人の大半は、他人を理解することを放棄することが多いです。

他人の気持ちを理解していない人が仕切ることほど無駄なことはありません。

人の気持ちを理解しようとしない人に付き合っていても、学べることはありません。

時間がもったいないだけなので、他に目をむけるクセをつけましょう。

自分の承認欲求を満たそうとするから

仕切りたがる人は基本的に『承認欲求が高め』

自分語りをすることで、やる気が出ると思っています。

自分の考えが正しいと思っているので、人の言葉は耳に入りません。

自分だけが満足をする語りをくりひろげていきます。

他人の武勇伝や論法はもちろん勉強になることも多いですが、当人たちの承認欲求を満たすだけの話だとやる気はどんどん失われていきますよね。

「やる気が損なわれていく」ことほどもったいないことはありません

関わらないことにするのも、自分の心を守ってあげることにつながります。

頼れるリーダーシップを発揮する方法とは

頼れるリーダー像をまとめると『気持ちよく仕事させてくれる人』

周囲の人の気持ちが把握できていて、人とのコミュニケーションが良好にすることで初めて信頼が得られるし、自分から動くことで周りもついていこうとします。

他人の意見を聞いて、良いことはどんどん取り入れる。

『頼れるリーダーシップを発揮する方法』をまとめました。

人の話をきちんと聞く

物事を上手く進めたいなら一人の力では無理です。

人の話をきちんと聞いて『一番良い方法を見つけ出す力をつける』のが信頼されるリーダーシップの第一歩。

ワンマンではなく、みんなで協力しあって。

色んな意見から最良の方法を見つけ出すのが本来のリーダーシップ。

他人の話を聞かなかったり、他人から「話を聞いているように見えなかったり」だと嫌われる仕切りたがり屋になってしまいます。

メンバーの意見を聞かないリーダーシップなんて存在しませんから。

仕事を任せるようにする

頼れるリーダーは『仕事が自分ひとりではできないこと』を知っています。

一人ではできないからこそ、メンバーを頼らなければいけません。

だからこそ頼れるリーダーはその人のレベルに合わせて仕事を割り振っていき、成長できるようサポートをします。

大半の人は「慣れていることだから自分がやった方が早く処理ができる」と自分で処理してしまいがちですが…。

メンバーが成長する重要さを知っているリーダーは、仕事をどんどん割り振っていきます。

最初は誰でも仕事ができないことを知っているからこそ、戦力となるメンバーに仕事を振り育てる。

後に全体がパワーアップすることを狙います。

むしろ「経験を積めるようサポートする姿勢」でいるから、メンバーも安心して仕事に集中できるように。

成長を助けてくれるリーダーは好かれること間違いナシ

自分から動くようにする

自分で仕事をするのではなく、自分から動く。

他人を動かすために、自分から動く。

誰かに何かをやって欲しい時は、最初のうちは作業がしやすいように段取りをする必要があります。

他人が仕事をしやすい環境を整えることは面倒ですが…。

後に戦力という思いがけないほどの力を発揮してくれることになります。

仕事を覚えていくことで、今度はリーダーのサポートができるようになります。

リーダーの動き次第でまわりの動きはどんどん形を変えていくことを、覚えておくと良いですね。

周囲の意見を聞く活発的なリーダーは、必然的に部下もついていきたくなります。

次第に質の高い仕事ができる団結力も、生まれていくことでしょう。

きちんと褒める

「しっかりとできたことは褒め、失敗したら一緒に確認する」

愛情とメリハリがある指導をすることで周囲の能力をどんどんと高めていくことにつながります。

人の心理として褒められれば嬉しいので、どんどん頑張ろうとする力が生まれやすくなります。

そして、質の高い仕事をしようと試みるので、集中力が高められてミスも軽減されてくるという、すべてが好循環にまわっていきます。

やったことを褒めるだけでなく、結果に至るまでの経過も褒めるようにしましょう。

経過承認をしてあげると相手を知るきっかけにも繋がるので、自分自身のレベルアップにも繋がりますよ。

自分と異なる意見を取り入れる

自分と異なる意見は、時にひらめきを生みます。

頼れるリーダーシップを発揮したいのであれば、相手の意見を素直に受け止め、自分の意見に取り入れることを意識すると良いでしょう。

周りの人の意見を取り入れられるとメンバーの成果をきちんと評価できるようになります。

人は正当に評価されるとよりやる気があがるもの。

まわりにやる気を出させるような配慮をしっかりとできれば、周囲から信頼されるリーダーになること間違いナシ。

できる限りいろんな人の意見を取り入れて、「気持ち良い仕事をができ、スピーディに進む方法を導きだす」ことがリーダーに求められる能力です。

まとめ

仕切りたがる人が嫌われる理由は総じて『他人の意見を聞かないから』

逆に言えば人の話を聞く人は好かれる人になります。

周りから手柄を奪うのは仕事ではなく、全員が気持ちよく仕事した結果がリーダーの成果です。

誰よりも誠実であれば、周りの評価も仕事の結果も、自然とついてくることでしょう。

もしあなた自身が仕切りたがり屋になっているとしたら、今からでも遅くありません。

好かれるリーダーシップを発揮してもらえるとみんなハッピーですよ。

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