食堂や教室でキョロキョロ友達を探し回る『キョロ充』たち。人気者な友達の傍に常にいようとするキョロ充の特徴に、もしかして共感する面があるのでは?リア充に紛れる友達依存なぼっち『キョロ充』の生態と特徴、そして友達依存の辞め方をお伝えします。「あの人もしかして一人じゃない?」なんて思い込みはもう不要です。
キョロ充とは
『キョロ充』とは知り合いを探してキョロキョロしている人のこと。
主に大学生に多く、教室・食堂・学祭といった大勢が集まるイベントの時に友達やいつメンを探して周囲を探す姿から名付けられたと言われています。
基本的に誰かと一緒にいたがる寂しがり屋の性格な人が多く、知り合いがいなければ誘われた飲み会にも参加しない。
物事の判断基準が他人に依存しがちで、人によっては『友達依存』のレベルになっていることも…。
近年増加中であり、もはや多数派とも言える『キョロ充』の特徴を紹介していきます。
キョロ充な人の特徴
大学生活を謳歌しているように見えて、孤独に背中を押されている『キョロ充』。
キョロ充なまま大学を卒業し…。社会人の中でもキョロ充は増加中と言われています。
精神的にはぼっちだけど、ぼっちに見られたくない、思われたくない。
友達がいるのは良いことを極端に意識しすぎる、人に依存するキョロ充な人の特徴に当てはまってはいませんか?
キョロキョロしている
キョロ充最大の特徴は何と言っても「知り合いを探してキョロキョロする姿」。
常に自分にとって気楽な場所にいるために、知り合いを探しています。
加えて「キョロキョロする姿すらも怪しまれないように繕う」のもキョロ充の特徴といえるでしょう。
知り合いを見つけることができたなら、水を得た魚のごとく。積極的に知り合いに声をかけてグループの一員として行動しようとします。
スクールカースト上位に食い込もうとする
キョロ充は「人気者でいたいけど、人気者になりきれない」存在。
人気者グループの傍にいたがり、中心メンバーというよりお手伝い係なポジションでいることがほとんどです。
悪く言えば「腰巾着」「パシリ」「金魚のフン」と見られていることも。
自分自身は決して人気者ではないけれど…。人気者な友達と一緒に行動することで自分も「周りから人気者として見られる」ことを期待しています。
グループ外では基本無言
キョロ充のほとんどは「仲が良い人とは仲が良いタイプ」の性格な人。ゆえに関係の薄い人に会話を切り出すことが困難です。
必然的にグループを外れると「愛想のない人」「仲良くなりたいと思わない人」、
という風に分類されてしまいがちで、キョロ充本人も知らない人と話そうとしないのが特徴的。
人によっては「自分が所属しているグループ以外の人たちを見下す」ような人もいます。
自分はリア充のグループだから、それ以外とは付き合いたくないという気持ちがあるのです。
もともと自発的に行動するというよりリア充についていくスタンスなので、自らあまり知らない人に声をかけることは得意ではありません。
真面目な性格
キョロ充は大人しい性格もあり、「根は真面目で、弱気な人」が多いです。
サボりがちなリア充グループ内においても、真面目に大学の講義を受けています。
人によってはリア充グループに属するために、真面目さを利用するケースも。
欠席していた知り合いのために講義のノートを貸してあげたり、テストの内容を教えてあげたりする役回りが多いです。
リア充グループに属するメンバーにとって、とても頼りがいのある存在ですが…。
言い方を変えれば「都合良く使える存在」として無意識のうちに踏み台にされているとも言えます。
根は真面目なので成績や単位も落とすことなく、きちんとやるべきことをやることができる。勉強や仕事がきちんとできるのは能力であり、長所です。
テンションだけは高い
キョロ充はテンションを周りに合わせているわけではありません。
確かにスクールカースト上位にいる人たちは明るく陽気で活発な人が多いですが…。
特に新学期で大学生デビューしようとするキョロ充は「ただノリがよくすれば良い」と思い込み、空回りしていることも多いです。
周りに合わせてはしゃいでいるわけではなく自分の好きなように行動しているので、周りからすると鬱陶しく見えることもあります。
本人はそう思われていることに気づけないため、余計に空回りしてしまうのです。
孤独を極端に避ける
知り合いがいないと飲み会に行かない。常に誰かと一緒にいることを想定している。
キョロ充は常に誰かと一緒に行動することが好きなので、一人ではどんなに魅力的な場所でも行くことはありません。
場所やそこにいる人よりも、自分の知り合いのほうが優先度が高いのです。
知り合いがいない場所では、自分は独りぼっちだと感じてしまい、孤独を感じてしまいます。実際には周りに大勢の人がいたとしても、キョロ充にとってはただの他人。
他人がいくらたくさん周りにいたところで、自分が一人で孤独であることには変わりないのです。
リア充にはなりきれない
キョロ充はリア充に対する憧れがとても強く、リア充の軍団にどうにかして入り込もうとします。
簡単に言えば「人が寄ってくるのがリア充」。対して「キョロ充はリア充に寄る側」。
その違いは人が自分に寄ってくるかどうかにあります。
あくまでキョロ充がリア充グループに加わろうとしているだけで、「自分一人では周りに寄って来る人がいない」のもリア充との相違点と言えるでしょう。
リア充が周囲の羨望を集める花なら、キョロ充はリア充に集まるミツバチなのです。
周囲の目を気にしすぎる
常に「周りからどう見られているのか」を気になる。プライドが高いタイプの人が多いのもキョロ充の特徴です。
自分が一人でいるところを見られることによって、周りから「あの人は友達がいないんじゃないかと思われるのでは?」と勝手に恐れています。
実際一人でいる人を見かけたところでそのように思われることは少ないのですが…。
周りの目を気にしてしまうキョロ充にとって、「一人でいる不安」と「他人と誰かが仲良くしている場面」は心にクるものがあるのです。
例え自分が楽しくなくても、大勢で群れていれば周りからはリア充のように見られる。
周囲からリア充メンバーに見られることこそがキョロ充にとって最も大切なこと。
すべての基準が「周りから自分がどう見られているか」なのです。
SNSを多用する
「人と一緒にいる」「一人でいるのが苦手」なキョロ充はSNSの浮上頻度も高め。SNSでは特に周囲にリア充アピールをしたがります。
「自分はこんなにキラキラしているんだ」「楽しんでるんだ」ということを周囲に知らせ「リア充だね」と言ってもらえることがとても好きです。
知り合いと一緒にいるときには常にスマホを構えてリア充ショットを逃すまいとしています。
少しでも自分のリア充っぷりを見てもらいたいため、同じ内容を複数のSNSに投稿したり、「前に○○と行ったとこ楽しかったな」と友人の存在をチラつかせがち。
キョロ充は承認欲求も強いので、病み垢的投稿に似通った面もあり…。愚痴や文句も比較的多めになる傾向があります。
自信を持ってリア充ライフを
真のリア充は他人に依存せず、自分の道を自分で選び取れるもの。
不安を抱えるのではなく、新しいものを探す好奇心に満ち溢れているものです。
誰かに常に依存するキョロ充のままでは、孤独に不安を抱え、別れを極端に恐れ、精神は疲労していくするばかり。
延々と不安を抱え続けるよりも『友達依存』なキョロ充から抜け出して、素敵なキャンパスライフを。