友人と連絡を取っていない時間が不安で仕方がない。SNSや出会い系アプリで他人と気軽に繋がれるからこそ、友達から離れられない人が増えています。友達を大切にするあまり友達に嫌われてしまうことがないように。あなた自身や友達が依存しすぎかも?と思ったら、遠回しにこの記事を読んでみるように伝えて。
友達依存な人の特徴
友達依存な人は友達と一緒にいたいと思うばかりで、友達が何を欲しているかは二の次。
好かれようと思って距離を詰めすぎた結果、逆に離れていってしまうことも珍しくありません。
友達依存になりたくないのであれば、友達に”鬱陶しい”と思われる行動に気をつけて。
友達依存な人の行動や特徴をご紹介します。
お人好し
友達依存する人は基本的に頼みを断れません。断らないじゃなくて断れないのです。
原因は大きく分けて二つ。「頼られること自体に快感を覚えている」のと「断った時に縁を切られるのが怖い」から。
特にメンヘラの場合、承認欲求が強いことが多いです。
他人から頼られて認められる感覚と、他人に否定される辛さは人一倍知っています。
お人好しな人は友達依存になりがちで、友達依存な人はお人好しが多い。人の承認欲求は友人間でこそ露見するのかもしれません。
頻繁にお泊まりを提案する
友達依存しているか最も判別しやすいポイントは『去り際』。
去り際にもうちょっと一緒にいたいオーラをいつまでも出している人は友達依存している可能性が高いです。
顕著なのは自宅に友達を招いた時や飲んだ後は必ずオールを提案してくること。別れ際は特に本当に寂しい気持ちになっている仮に相手から嫌だと言っても2〜3回は提案してきます。
特別何かするわけでもないのに…。単純に「ずっと一緒にいたい」「寂しいから話し相手になってほしい」ために、ナイーブになりやすい夜に傍にいることをねだってくるのです。
やっぱりお泊まりするなら楽しくね。
束縛癖がある
友達依存する人は友達が離れないように束縛する癖があります。
一緒にカフェでお茶してる時、友人にかかってくる電話に「今の誰だったの?」と聞くくらいならまだ可愛いもの。
依存レベルが上がってくると「一緒にいる時に電話ってどうなの?」と文句を言い始める人もいます。
友人のSNSをチェックしたり、「どこに行ってたの?」とか聞いてしまったりしていたら要注意。友人の自由を奪うことで一時的に感情が満たされても、長続きはしません。
お互いがハッピーにはなることはありませんよ。
人間自体に依存している
”友達に依存すること”と”他人に依存すること”は違います。
友人じゃなくても依存するタイプは根っからの依存体質。依存性パーソナリティ障害と呼ばれるこころの病気の可能性もあります。
他人に依存するタイプの人は「自分一人で判断できない」「些細なことでも誰かを頼ろうとする」傾向があります。
対して友達依存は「誰かに頼りたいから」という気持ちよりも、「一人でいるのが寂しくて堪らない」が根本にあります。
何か楽したいからとか、判断に困るからではなく、ただ純粋に「寂しいから」「承認欲求が満たされないから」。
地元の友達を重要視しすぎる
いつまでも中学校の友達や高校の友達とばかり飲んでる。友達依存な人は同じ人とずっと一緒にいて、新しい友達との関係性を作るのが苦手なのも特徴的です。
長年連れ添った親友を大切にしたい気持ちはわからなくもないですが…。近くの他人と遠くの友達を天秤にかけた時、即決で遠くの友人を選ぶタイプの人は要注意です。
距離感を近づけすぎる
「自分の秘密を共有しようとする」「知らない友人が混ざった飲み会が苦痛」見知った人だけの世界にいたがる、見知った世界の距離感を狭めたいと考えてしまう人は友達依存かも。
友達に依存してしまう人の多くは他人との距離感がわからない人が非常に多いです。人付き合いする上で他人との距離感は何より大切なもの。
距離感が測れる友人との距離は狭めやすいので積極的に仲良くなろうとしますが、”初めて会う人”や”友人の友人”は距離感がわからないので仲良くなれないことが多いです。
人との距離感を測るのが苦手だからこそ、距離感を近づけようと必要以上に接近するのです。
ネット上で友達を探し始める
友人に依存すると、友人は離れていく。友達がいくらいても足りないからこそ、数だけは限りないネットの世界に友達を求めにいくのです。
正直な話、SNSや掲示板がスマホで気軽に使えるし、出会い系アプリも星の数ほど存在するので出会いには困らないのが現状。
恋人探しだけでなくイベントの集客や告知もネット上のみで行なっている企業すら珍しくありません。
リアルの友人よりもネット上の友人の方が気楽だし、ハート送ってくれるし、24時間連絡取れるし…。
優先順位がはっきりしていない
彼氏より友達が優先。友達が最優先だけど、でも彼氏も優先だし、仕事も優先。
友達依存をしている人は優先順位がめちゃくちゃになっていることが多いです。
何から手をつけていいのかわからないし、何かを始めていてもあっちを見たりこっちを見たり。頭のなかが本当に”ぐちゃぐちゃ”状態。
他人を信用しやすい性格も合間って、他人から誘われたことをあれもこれも手をつけてしまう。
色々なことに手を付ける人や常に誰かと付き合っている人は友達依存かもしれません。
友達依存になる理由
確かに友達は必要なもの。だけど、承認欲求が強すぎると”必要以上に”求めてしまうものです。
友達を信頼する気持ちや頼りになる気持ちに依存してしまった結果、友達自体に依存してしまう人は少なくありません。
友達依存になった理由を思い出して、依存してしまった原因を見つけるきっかけにしてください。
友達依存しているから
友達に依存しているから、依存していく。
人は依存すれば依存するほど深みにハマっていくものです。
特に友達依存ループに陥っている人の多くは、友達依存を自覚している人。
友達のことを別の友達に相談するうちに、相談した友達に頼りすぎてしまい…。
友達依存の無限ループに陥っているのです。
友達に依存する自分が嫌いで、友達に対するストレスが溜まっていって、でも離れたくはない。
友達依存は「友人に依存するストレス」が原因で起こっていることもあるんです。
なんでもかんでも相談するから
「頼る」ことに慣れすぎてしまい、いつの間にか「頼らないといけない」レベルになってしまっているのが原因の一つかも。
「詳しいことは他人に任せる」のは理想的だし、頼りになる人に囲まれているとついつい頼ってしまったり、頼った方が早い状況になりがちです。
”なんでも相談できる友人関係”は素敵なこと。
だけど頼りきってしまうと依存関係になってしまいます。好きと依存が紙一重なように、何事もバランスが大切。
絶交を極端に恐れているから
友達が自分から離れていくのが恐ろしい。友人に依存する心理の根底には「他人と繋がりたい」という人としての欲求があります。
自分を認めてくれる存在を欲するのは人間として当然の欲求。
人一倍人との繋がりを欲するあまり、友達に依存するのは自然な感情なのかもしれません。
友人に依存する理由に《他人から拒絶されたくない、嫌われたくない》という欲求があることは否定できません。
友達依存をやめる方法
友達依存は一時的な満足感を得ることができますが、友人の自由を奪ってしまうが故に結局「友達を失う」ことになりかねません。
もちろん束縛してしまっていることの辛さは友達依存している本人が一番わかっていること。友達に依存することが”しんどい”と思い始めたのであれば、ぜひ友達離れを試してみて。
自信を持つ
友達依存してしまう人は《価値観が友達基準》になりがちです。自分にはっきりとした自信があれば友達がいてもいなくても臆することはありません。
もちろん”孤高の存在になれ”というわけではなく、自信がある人は周りから認められる人でもあります。
「あなたはどんな人なの?」と聞かれた時、シンプルに答えられるようにすることが本質なのです。
友達から離れる時間を作る
熟年夫婦や喧嘩したカップルに冷却期間が必要なように、一人で考える時間や親しい人から離れる時間が必要なこともあります。
週に一度や二度、30分程度でも構いません。スマホの電源を切って、散歩してみたりショッピングしてみたり。
自分一人で何もかも忘れてリフレッシュする時間を作ることで思考が整理され、心の許容範囲が広がります。
もし友達依存や人間関係で悩んでいるのであれば、一度時間をおいて冷静に考える時間を確保してみるのはアリですよ。
相手の気持ちを考える
四六時中一緒にいても大丈夫な性格な人もいれば、大勢の人と絡むタイプの人もいます。
あなた自身の性格も大切ですが、相手の気持ちも忘れてはいけません。
相手の気持ちになって物事を考えてみるのは人間関係を形つくる上でも重要なポイント。
相手の気持ちを無視して付き合っても、自分が辛いだけです。
相手の気持ちを知るには、相手の連絡ペースや活動ペースに合わせるのがおすすめ。
特に連絡は自分のペースでガンガン進めるよりも、相手のペースに合わせた方が親近感も生まれますよ。
大人数と関わるようにする
少人数の狭い世界で生き続けると、どうしても価値観は狭まってしまうもの。
価値観が狭まると、どうしても依存しやすくなります。
価値観を広げるためにはより多くの人と会話してみるのがミソ。様々な価値観に触れて、色んな人と仲良くなってみると良いですよ。
友達の人数を増やしてみることが、人生が変わるターニングポイントになるかもしれません。
趣味を見つけてみる
無趣味な人や仕事にやりがいを持っていない人も友達依存になりがちです。
熱中できる何かに打ち込める時、人は充実感や達成感を得ます。
友達に依存して得ようとしていた承認欲求を満たせるほどの満足感を得ることで、友達依存や他人依存を解消することも期待できます。
ブラック企業のやりがい施策を肯定する気はありませんが…。
人生には”生きがい”や”やりがい”が必要なことは事実です。
依存先は”友達”だけじゃない
仲の良い友人を大切にするあまり、自ら関係性を壊しかねない『友達依存』。
あなた自身やあなたの周りにいる人が”友人に極端に依存している”傾向があるのなら要注意。
相手を大切だと思っているのであれば、遠回しにこの記事を読んでみるように声かけしてください。
もちろん、依存先は友達だけじゃありません。